目次

はじめに

第1章 大相場とは何か

現在はアベノミクス以降の大相場の最中

個別銘柄の大相場はいついかなる時代にもある

第2章 “大”相場を知るには​“相場”から

株価に影響を与える要因1 マクロ政策

株価に影響を与える要因2 業績

株価に影響を与える要因3 需給

第3章 大相場での資産の作り方

数ヶ月で何倍にもなる個別銘柄の魅力

第4章 仕手株の典型的な動き

玉集め

玉転がし

ふるい落とし

売り抜け

第5章 大相場での買付・利確ポイント

買付ポイント

利益確定ポイント

番外編 初動の前に気づく方法

最後に

はじめに

「大相場の実践術」は巨万の富を築いてきた先人たちの手法を学び、本書をお読み頂いた方に同様の利益を獲得していただけるよう実践方法をまとめた書籍となります。

ご存知のように「大相場」と呼ばれるものは、いついかなる時にも生まれます。日経平均がバブル高値を更新した最近ではさくらインターネットや海帆などが目立っていますが、リーマン・ショック以降の株式市場の低迷期でも兼松日産・新日本理科・明和産業など大相場を築いた銘柄はいくつもあります。

これらの銘柄にピンときた方は相場歴の長い方でしょう。当時一斉を風靡した加藤氏の銘柄です。「時々鐘の音」に掲載された銘柄が軒並み上昇したものです。その他にも大相場を築いた銘柄の背景には大物仕手筋・投資集団がよく居るものです。

投資集団や仕手筋については大相場の実践術番外編「相場師列伝」にまとめてありますので、お時間のある時にお読みください。

さて、本書籍では大相場の背景を学びます。特に先ほどあげた仕手とよばれる集団がどのように相場を形成していくのか?その際に使う手法を学び相場の作り方・背景・ルールに則り買付・利益確定する方法をご案内致します。

本書籍が読者様の投資成績の向上に貢献し、将来の生活の安定・豊かな人生を歩める事を願っております。

第3章 大相場での資産の作り方

現在の相場は日経平均4万円時代に突入しており、本書をお読みの方はまさに大相場の最中にいます。 このような相場の中で資産を増やす方法は簡単です。

株を買って、買った事を忘れる事です。

大手証券会社が調査した「株式投資の成績の良かった人の属性」では1位が「口座の存在を忘れていた人たち」とも言われています。
この話には諸説さるようですが、インターネット上ではこの話は話題になり、こんな画像を見た事がある方もいるのではないでしょうか?
実際のところ、この話はフェイクだとされていますが、右肩上がりの相場の中では有効な方法という事に間違いはないでしょう。

実際、現在の私達がいる大相場が始まった2012年当時の野田佳彦首相が衆院解散を表明した時が始まりです。この年の日経平均の安値は8238.96円。
そして今や日経平均4万円時代に突入していますので、10余年で4.8倍ですので、これも一つの方法でしょう。

一方で

3778

さくらインターネット

2023年安値

10月31日 980円

2024年高値

3月5日10,140円

たった 4ヶ月で

2330

フォーサイド

2023年安値

12月28日 65円

2024年高値

3月1日735円

たった3ヶ月で

9235

売れるネット広告社

2023年安値

12月18日 469円

2024年高値

2月22日6,800円

たった3ヶ月で

このように10年もかけず、たった数ヶ月で10倍になる銘柄があるのも事実です。
本書をお読みの方であれば、やはり短期で資産を作る為に
上記のような需給に特化した仕手株や大口投資家の資金流入がある大相場の銘柄をご希望かと思います。
次の章以降では実際の株価の動きを解説し実践方法をご案内していきます。